法律の運用方法の解釈は、時代によって変わっていく

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切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog: 小沢さん代表辞任問題に関するブーメランについて

小沢さんが辞任を突っぱねたことで、掛け金が上がったのはいいんだけれども、申し訳ないが記事にもあるとおり十数年、いやそれ以上の期間、ゼネコンと政治家の関係をいきなりクロとする判断でもあると思うので、続々と類例が出て返り血や流れ弾に当たる政治家が多数であろうと思う。だって、最近では外資系もそうだけれども結構露骨に勉強会やパーティー名目で献金を求められる機会は増えているでしょう。民主党系議員の勉強会に顔を出すと大盛況だしね。
 
で、その経費って結構みんな会社に経費として立て替えてもらってるんじゃないかと思うわけで… それは自民だろうが民主だろうが、あるいは族議員ですらない真っ当な一年生二年生であったとしてもクロと思われかねない事例だってある。正直、どうしていいか分かんないよな。

小沢代表の記者会見後の、社民党の福島党首の会見が意外でしたね。

小沢氏、説明責任「一応果たした」=社民党首(時事通信) - Yahoo!ニュース

社民党の福島瑞穂党首は4日の記者会見で、公設秘書逮捕を受けて小沢一郎民主党代表が行った会見について「一応の説明責任は果たしたと思う」と述べた。小沢氏の検察批判に関しては「逮捕が不適正かどうかは、わたしは分からない。捜査の行方を見守るしかない」と述べるにとどめた。

結局、「説明になってない」と批判したのは、企業・団体献金と無縁の共産党だけでしたね。

クローズアップ2009:小沢・民主代表、続投会見 強気の全面対決 - 毎日jp(毎日新聞)

だが、これまで政治資金規正法違反で国会議員周辺が刑事責任を問われたのは、日本歯科医師連盟から自民党旧橋本派への1億円の小切手提供など、政治資金収支報告書に記載のない「裏献金」のケースばかりだ。収支報告書に記載されている「表献金」を摘発した今回の捜査について、「これまで多くの議員が大丈夫と思っていたものを、いきなり『違法だ』と強制捜査に踏み切るのは、検察への誤解を生みかねない」と懸念する法曹関係者もいる。

法律に全ての事例を網羅して記載することはできませんから、実際にはそれをどう運用するかに掛かってくる訳です。

政治資金規正法だって、議員さんたちからすれば抜け道を残すためにわざとザル法にしてあると言いたいでしょう。
それを1999年の改正(資金管理団体に対する企業・団体からの寄附禁止)から10年も経ってから、「建前はシロだけど、実態はクロだからNG」となれば、なんで今まで放置していたんだ!?という疑問になるよね。

個人的には小沢氏本人が逮捕されるかに関わらず、代表は降りた方がいいと思いますが。