彼女の経済力をあてにするイマドキ男子

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女性の経済力をあてにする男性 | 禁断のランキング

「結婚後も『別居婚』や『週末婚』が理想です」。中小のITベンチャーに勤務するFさん(33)は、そう口にした。(中略)
 
付き合って3年になる彼女がいる。流通系企業の正社員。給与水準はさほどよくないが、企業としての安定性は高い。そんな彼女の仕事を見るにつけ、Fさんは「結婚・出産で辞めるのはもったいないよ」と言い続けているという。
 
だが本音は、「辞められては困る」だ。Fさんの会社は、ベンチャー企業。10年後の保証はないし、会社が明日潰れるとも限らない。彼女に「結婚後も、お互いの生活を尊重しよう」「僕が転勤しても、別居婚でいいから働き続けてね」と言い含めているのも、実は共働きでないと怖いからだと、苦笑する。

自分も就職してから、10年以上の独身時代がありました。 同じように、自分自身の面倒をみるのに精一杯なのになんで家族を養えるか、と思っていましたね。

でも、職場の先輩で20代前半に結婚した人の話とか聞くと、「二人だから生活できるし、子供がいるから頑張れる」と言ってました。 当時は「そんなもんかなぁ」、と思いましたけどね。


でもまあ、女の子だってバカじゃない。 というか、男子よりシビアに状況を把握してます。 このご時世で、彼氏の将来性を考えるとどういう結婚生活になるかなんて、ちゃんと想像がついています。

それでもなおかつ「(結婚)してもいいかも」と思ってくれてるなら、二人で話し合いながら協力してやっていけると思いますよ。

だが実際は、第一子出産を機にいったん離職する女性は、約7割にのぼる(厚生労働省「第3回21世紀出生児縦断調査」)。出産後も年収300万円以上稼ぎ続ける女性は、「フツー」ではないのだ。
 
先ほどのGさんにそう告げると、彼は「なんとなくわかってました」とため息をついたあと、こう言った。
 
「だから結婚まではいいけど、その先のことは考えたくない。彼女が出産で仕事を辞めたらどうしよう、との危機感がつねにある。いまも彼女に『結婚したら、子ども何人欲しい?』と聞かれると、ついごまかしちゃう自分がいます」

最近は育児休暇も一般的になってきましたが、まだ退職勧奨する会社もありますからね。
ウチの職場で4人目の育休を取りきったところで退職した女性がおりました(退職理由は旦那の海外駐在)が、これはあまり一般的ではないでしょう。

少子化対策には、こういう若年層の経済的な将来不安も解消していかないと、効果は上がらないでしょうね。 民主党の「こども手当て」でなんとかなる問題でもないように思いますが。