日野自、中国で大型トラック生産を開始 同社初の本格現地生産

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NIKKEI NET(日経ネット):日野自動車、中国で大型トラック生産を開始 販売年2万台目標

日野自動車は21日、中国広州市で大型トラックの生産を始めたと発表した。広州汽車集団と合弁で設立した新工場が稼働し、現地での販売を始めた。2009年度は600台の販売にとどまる見込みだが、将来は年間2万台の販売を目指す。中国には日本から輸出していたが、建設需要の成長が続くと見て現地生産に切り替える。現地での部品調達を広げてコスト削減を進める。
 
折半出資の合弁会社「広汽日野自動車」で大型トラック「HINO700シリーズ」の生産を始めた。生産能力は1直体制で年間3000台。資本金は15億元(約200億円)。日野は海外ではメキシコなどにもトラック工場を持つが、最終組み立て工程のみ。広州工場は中国内で部品の8割を調達し、同社としては初の本格的な海外生産となる。

先日テレビで中国製トラクターの品質が向上して、クボタなどもエンジンから現地生産してコストダウンしないと勝負にならないといってました。

日野、中国で生産開始 大型トラック 耐久性武器に参入(産経新聞) - Yahoo!ニュース

中国トラック市場は現地メーカーが7割以上を占める、厳しい市場だ。1996年に進出した日産ディーゼル工業は2002、03年は年間数千台の大型トラックを生産販売していたが、現在は約半分にまで落ち込んでいる。日本メーカーのトラックは現地製より3割以上高額で、価格面では太刀打ちできない。日野では「環境性能と耐久性の高さを打ち出したい」とする。
 
国内市場の縮小に悩むトラック大手にとって、国内の10倍以上の市場規模を持つ中国で「少ないながらも一定のシェアを確保したい」(トラック大手)のが本音だ。国内最大手の日野がどこまで中国市場に浸透できるのか。新興国攻略の試金石になりそうだ。

耐久性については、材質や熱処理、加工精度で日本メーカーに一日の長があるのですが、中国メーカーの追い上げも急ですしね。

中国製横型エンジンの耐久性が、日本並みになる日も近い!?