乳がんは骨へ転移しやすい

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がんを生きる:ここに在る幸福/1 腰痛は骨への転移だった - 毎日jp(毎日新聞)

翌日、不安を胸に病院に行く。数日前に新たに撮ったMRIの結果が出ていて、首のほうまで骨が溶けてきているという。そこで初めて胸のしこりについて話すと、医師は顔色を変え、即座に総合病院での受診を促した。
 
翌日、友人に付き添ってもらい、紹介状を手に東京都新宿区にある国立国際医療センターに行った。その日は整形外科の外来日。診察室に一人で入った。長椅子に横たわり、今までの経過を説明する。医師は資料に目を通しながら、神妙な面持ちで胸を触診した。
 
「がん、ですか?」と聞いた私に、医師はただ静かにうなずいた。これが告知の瞬間だった。腰痛は、乳がんが骨に転移したことによるものだったのだ。
 
診察室を出て、とりあえず待合室の椅子に座った。ダクトがはう古びた壁を見ながら、「世界は何て美しいんだろう」と思った。絶望でもない、悲しみでもない。そのときの気持ちは、今でも言葉にするのが難しい。

今日の新聞で読んだ記事です。 あとで嫁にも読ませようと思います。

女性の場合、骨粗しょう症などになりやすいという話は聞きますが、まさかがんが骨に転移しているとは思わないですよね。

乳がんはある程度進行するまで自覚症状がなく、診断時に既に遠隔転移している場合も少なくない。転移する部位で最も多いのが骨。そして肺、脳、肝臓も多い。骨に転移すると背中や腰の痛み、肺の場合はせきが続くなどの症状がある。
 
骨転移自体が直ちに命を脅かすことはないが、骨折や痛みを伴い、生活の質を著しく低下させる。治療は転移の進行や骨折を防ぐビスフォスフォネート製剤の投与が基本で、痛みを除くため放射線治療をすることもある。

乳がんは自分自身で検診(触診)できる唯一のがんともいいます。 自分自身を守るためにも、注意してください。 > 女性のみなさん