ホンダの国内生産はもう100万台以上には戻らない!?

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【池原照雄の単眼複眼】国内生産ボリュームは危機的状況 | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)

2009年の国内自動車生産は前年を32%下回る約793万台と大きく落ち込んだ。国内工場は常に最先端の生産技術を開発する場であり、海外工場の「マザー機能」も担ってきた。(中略)
 
企業別の輸出台数は、ホンダや三菱自動車工業などが6割強も減少している。ホンダは、生産の海外展開がもっとも進んでおり、昨年のように激しく需要が落ち込んだときは日本がバッファー役となって現地生産を優先させる戦略を取る。
 
為替が円高に触れた時は、現地優先に拍車がかかる。2009年はまさにそうした展開となった。ホンダの業績回復ぶりが業界で際立っているのは、世界トップの2輪車の強みがあるが、4輪車事業で国内外生産を操ることのできる「柔構造」も寄与している。
 
同社の2009年の国内生産は34%減の84万台。社内には「為替の関係からも、もう100万台には戻らないという覚悟が必要」との見方もあるという。もっとも、「国内生産はモノづくりの基盤であり、(海外工場の)マザー機能も担っている」(青木哲会長)という以上、現状のような国内生産水準では「基盤」が揺らぐ恐れがある。

輸入部品の適用拡大という背景もありますが、ホンダは既に協力部品メーカーに対して、国内生産能力の削減を指示していますからね。 ホンダ自身が生産ラインを削減するのも時間の問題でしょう。
とはいえ、もう一度「上げ潮」になるタイミングは来ると思います。 寄居を含めて設備投資再開のタイミングは、そこしかないでしょうね。