悪戦苦闘の結果

なんとか動いているようです。
いや、こんなに苦戦するとは思っていませんでした。 それもあんな単純なことが原因で...

日曜日は午前中に川越のソフマップに行きました。
3.5インチHDDと取り付け穴の互換性を持つ、2.5インチHDD用取り付け金具ですが、オウルテックのやつがありました。

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電源20ピン→24ピン変換ケーブルもゲット。 他にジャンパー線と内部USB配線延長ケーブルも買いました。

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昼過ぎに帰宅して昼食後、さっそく作業開始。
ところがHDDのトレーを筐体にセットしようとすると、メモリに干渉することが判明。 せっかく買った取り付け金具ですが使えません。 事前に確認するべきでした。 orz

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とりあえず「裸族のお立ち台」に挿して外付けHDDとして使うことにして、明日にでも拡張スロットに取り付けるアダプターを買ってくることにしましょう。
PCIスロットは使わないので、ライザーカードがあったところは十分なスペースがあります。

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いよいよケーブルを接続して、スイッチOn! ところが、電源が入って5秒くらいでファンが止まってしまいます。 M/B上の緑のLEDは点灯しているのですが。
6290の電源スイッチじゃダメなのかと、「裸族のアパート」用ATX電源スイッチに付属していた、リモートのスイッチをM/Bに接続して試みるも、結果は同じ。 M/B上のピンをジャンパで短絡させても変わらず。

電源が悪いのかと、「裸族のアパート」用のATX電源(24ピン)につないでみたり、筐体から外してM/B単体で動かしてみたりもしましたが、何をやっても変わりません。
こりゃD510MOの初期不良かしらん?と、WHS機に入っているD510MOと交換してみました。 すると、WHS機に入れた新しいD510MOはちゃんと動きますが、取り出した古いD510MOは動きません(!)。

総当りでいろんな組み合わせでトライしてみても原因が分からず。 結局、6時間くらい悩んだでしょうか。 ホントに途方にくれていたのですが、ある部品だけはずっと同じものを使ってトライしていることに気付きました。
それは、リモートの電源スイッチです。

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実はコレ、押して離すとOnになりっぱなしなんですね。 元々は電源スイッチではなく、ジャンパの代わりに使うものです。

PCの電源スイッチは、押したときはOnですが離すとOffになります。 Windowsがフリーズしたときに、電源スイッチを5秒くらい押し続けると電源が切れる、という操作をした方も多いと思います。
つまりこのスイッチを使うと、一度電源が入るものの、数秒後に強制電源Offになるのです。 これが起動しなかった原因になります。

理屈が分かればあとは簡単。 一回Onにしたらもう一回押してスイッチをOffにしてやれば、そのままPOSTに入りました。 こんな単純なことで6時間も費やすとは。 老いたな... orz


これで、とりあえずFreeBSDがブートするようになったのですが、ここでまた問題が発生。
あらかじめWHS機を使って環境を作っておいたのですが、そのときにHDDのデバイス名がad12になっていました。
SATAのポートはM/B上のSATA0に接続していたのですが、PCIのeSATAカードを取り付けていたせいで、こんな名前になってしまったようです。
案の定、FreeBSDが起動しようとすると、デバイスが見つからないと止まってしまいます。

それだけなら、デバイス名を指定しなおせばいいのですが、USBキーボードを使っているせいか、キー入力ができません。
CD-ROMでブートさせると、デバイス名はad4になっていました(FreeBSDではSATAディスクはad4から始まるらしい)。 そこで、現Webサーバーに「裸族のお立ち台」をUSB接続させてマウントし、/etc/fstab内の表記をad4に変更しました。 これで新サーバーが起動するようになりました。


新Webサーバーが起動したら、現サーバーをシャットダウンしてHDDをデスクトップ機の物に換装します。 ついでにGbEアダプタもカニ(Realtek)から Intel PRO/1000GTに変更したら、Xpのアクティベーションを要求されたのはご愛嬌。 これでデスクトップ機が使えるようになりました。

旧Webサーバーから取り外したHDDを、新サーバーにUSB接続してマウントし、データをコピーします。

/usr/local/www
/var/db/mysql/mt3db (MT5のデータベース)

これでOKと思いきや、MySQLのroot@localhostのパスワードが違いますとのエラーが出ます。
これはMySQLのパスワード設定をやり直して修正できました。


一筋縄ではいかないだろうと思っていましたが、ここまで躓くとは思いませんでした。 大半は自分の確認不足や、ボーンヘッドなんですが。

一番意外だったのは、M/Bが小さくなるので大丈夫とタカをくくっていたら、HDDのトレーが収められなかったことですね。 確かにD510MOはCPUやDIMMスロットの位置が、リヤパネルから離れた位置にありますので、いくらM/B自体が小さいといってもドライブ類に干渉しやすくなります。

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電源スイッチやPOWER/HDD LEDも、本当なら6290のを使いたかったんですが、どうも難しそうです。 今回はWebサーバーなので別にこだわりませんが、デスクトップとして使う場合は気になるところでしょう。