南イリノイ大教授「トヨタ車急加速再現に成功」 米公聴会で証言

CNN.co.jp:トヨタ車めぐる米公聴会スタート 電子系統問題で論議

焦点となっている電子制御スロットルシステムの問題をめぐり、証人として出席した南イリノイ大学のデービッド・ギルバート教授(自動車技術学)は「回路の不具合が原因で、トヨタ車の安全システムが機能しなくなる可能性がある」と証言。この問題はゼネラル・モーターズ(GM)やホンダの車では再現できなかったと述べた。
 
これに対してレンツ社長は、同社と契約している技術コンサルティング会社エクスポネントの検証では、トヨタ車と競合他社の車の両方で、ギルバート教授が指摘した状況を再現できたと反論。「われわれの車の電子制御スロットルシステムには何の問題も存在しないと確信している。電子制御スロットルシステムは何重ものフェールセーフ機構を施した設計になっており、システムに問題が起こればエンジン出力が停止もしくは低下する」と強調した。

意図しない急加速が再現できたという発表は、これがはじめてだと思いますので、事実とすれば画期的ですね。

電子制御で平行線 米トヨタ販売社長 「問題ないと確信」(産経新聞) - Yahoo!ニュース

一方、証人の南イリノイ大教授は、トヨタの一部車種の電子系統を実験した結果、急加速を起こす誤作動が見られたと証言。「その瞬間、具合が悪くなった」と語った。
 
教授の調査結果は、強硬姿勢をとる民主党議員が強い関心を示す一方で、トヨタの工場があるインディアナ州の共和党議員が疑問を投げかけた。さらに、教授と、トヨタに損害賠償訴訟を起こした家族らとの金銭的つながりを追及する議員もおり、議論は迷走。電子系統への疑念が晴れないまま、24日の公聴会に本格追及が持ち越された。

実験の詳細が明らかになって、第三者で追試が成功すれば実証されたことになるわけで、早く中身が知りたいですね。

NIKKEI NET(日経ネット):豊田社長、専門家との情報交換に前向き 米公聴会

米下院監視・政府改革委員会が、トヨタ自動車の大量リコール(回収・無償修理)を巡って24日に開いた公聴会に証人出席した豊田章男トヨタ社長は、前日に開催された別の公聴会で電子制御スロットルの誤作動の可能性を指摘した南イリノイ大学のギルバート准教授との情報交換に前向きな姿勢を示した。豊田社長は「社内で24時間体制で再現しようとしているが、成功していない。ギルバート対トヨタということではなく、業界全体のためにも(ギルバート氏の)実験の詳細について知りたい」と語った。

トヨタとしては信じられないでしょうね。 誤報であってほしいと願っているでしょう。