『マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]』 P・F. ドラッカー(著)

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

今年のGWは、初日に足利まで足を伸ばした以外は、ずっと家にいました。
連休前半はあまり体調が良くなかったこともあって、嫁のクルマを洗ったり、ジョルカブをいじったりした程度です。 あとは一日三回の犬の散歩ですね。 
最終日の今日は、プレミアリーグの録画を観ながら、連休明けに提出する書類を書いたり、犬を洗ったりして過ごしました。

ただぼーっとしていただけではなく、連休を利用して溜まっていた本を読みました。 おかげでかなり消化することができました。
まずはドラッガーの『マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]』です。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』を読み終えたあと、すぐに購入してありました。

でも読み終えるまでには、かなりの時間がかかりました。 なんというか、教科書を読んでいるみたいな感じなんですよね。 言い回しの表現によるところもありますが、スッと頭に入ってこないというか。
そこで、教科書よろしく重要なところに鉛筆で傍線を入れながら読んでみたら、ようやく読み進めることが出来るようになりました。

『もし高校野球の女子マネージャーが~』を読んでいるなら、それで考え方の大事なところは半分くらいはカバー出来ているのではないかと思います。 残りはトップマネジメントや社会の問題などです。
持っていて損はない本だと思いますが、あくまで『基本と原則』論です。 これで入門するのはちょっとキツイかもしれません。


この本を読んで感じたのは、「ウチの会社は相当程度、ドラッカーの教えを取り入れているんだな」ということです。
社内ではドラッガーの「ド」の字も出てきませんが、2-Wayコミュニケーションや自己管理による目標管理、イノベーションが必要なほど高い目標を掲げること、「われわれの事業は何か」を毎年問われることなど、多くの類似点があります。

一方、それがどういう意図で行われていて、どう実践しなければならないのかが、あまり理解されていないのではないかとも思います。 「もっとも避けるべき悪習」と書かれている、キャンペーン方式のマネジメントなんかよくあることですし。

おそらく今後何度も読み返すことになる本だろうと思います。 古本屋に売り飛ばすことはないので、マーキングしても問題はないですね。