「時間に仕事をわりあてる」という発想 | 新・会社論

「人を減らされたから、残業が増える(残業しても仕方がない)」というロジックは、一見正しいように思われますが、じつはそうではないのです。残業になってしまうのは、単に仕事の量が多いからではなく、やり方にも問題があるからです。欠員が出たら、欠員者の仕事もふくめて職場全体の業務の見直しができないか、まずは考えてみることが大切です。前回も書いたとおり、欠員はむしろ、働き方を見直して「残業をなくすチャンスなのです。
 
人が足りないから残業は当たり前、と考えていては何も変わらないどころか今より状況は悪くなるばかりです。今いる人間でどうしたら仕事が回せるのかを考えましょう。(中略)
 
残業を増やさずに終えられる仕事量を増やすには、仕事のスピード、時間処理能力を速めるしかありません。そのためには、時間に仕事を割り当てることを考えてみましょう。

すごいね。 経営者からしたら、こういう考えの人は願ったりかなったりでしょう。

ボトム生産体制で人員は2割程度カットされましたが、仕事量が増えてきても補充はされません。
今期は前期より多くの仕事を受注する予定ですが、それをこなせるだけの能力がないのです。

職場に余剰人員がいた時代の仕事のやり方は、一つでも多くかたづけることがよしとされました。極端にいえば質より量。その仕事のやり方に慣れ親しんでしまった人は、仕事に優先順位をつけたり、場合によっては仕事を捨てるという考え方に抵抗を覚えることもあるでしょう。
 
しかし、人員に余裕もなく、付加価値で勝負しなければならない時代には、優先順位の高い仕事になるべく時間を割いて、付加価値を増すような働き方が要求されるのです。どれが必ず自分でやるべき仕事で、どれがアウトソーシングしていい仕事なのか、といった目利きが重要になってくるのです。

結局、外注に出さざるを得ないのですが、丸投げではいったんウチが受ける意味がありません。 かといって最も付加価値が生まれる設計は能力が限られるので、ボトルネックになっています。

はい。 アタマを切り替えるべきは私の方ですね。