日本人駐在員との給与格差「50倍」 中国ホンダ系工場スト

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日本人駐在員との給与格差「50倍」やり玉 中国ホンダ系工場スト(産経新聞) - Yahoo!ニュース

江西省の衛星テレビなどが同日伝えたところによると、ストが起きている「本田自動車部品製造」の女性従業員が手取りで月額平均約1千元(約1万3500円)なのに対し、駐在する日本人技術者は同5万元。従業員らは経営側に日本人の給与を公表するよう迫ったという。
 
中国では年内にも「同一労働同一賃金」を柱とする「賃金法」の成立が見込まれており、中国人従業員らはこうした法整備をにらみながら労使交渉を進めているものとみられる。
 
部品工場のストには1千人以上が参加。経営側は約350元(約4700円)の賃上げを提示したものの、従業員側は拒否した。賃金の倍増となる1800~2000元への引き上げを求めており、交渉は難航しているようだ。

5万元だとすると、67万5千円ということになるのかな? 駐在者は中国での生活費(手当)と、日本での給与をもらうでしょうから、それくらいあっても不思議ではありませんね。
管理職なら、中国現地分だけでそれだけ貰っていていることもあり得るのではないかしらん。 「同一労働同一賃金」の話を持ち出しながら、ライン作業者と技術者を比べているのもおかしな話です。

ただ、完成車工場の中国人従業員との間でも給与格差があるらしいので、別会社とはいえ是正が必要なのではないでしょうか。

ホンダの中国生産停止、31日も|GAZOO.com

同部品会社はホンダの中国投資会社の100%出資子会社で、事実上、ホンダの子会社という位置づけになる。子会社の従業員のストによりホンダは需要が急増している中国で操業停止に追い込まれたことになる。
 
ストが起きた子会社はマニュアルとオートマチックのトランスミッションを生産しているが、ストにより24日から生産がストップした。ユニット供給が止まったことから、28日時点で全ての完成車工場の生産がストップしている。ホンダでは交渉の長期化に備え調達先の切り替えも検討し始めた。

MTはフィリピンでも作っていますので、余力があればいくらか回せるでしょう。
ATは浜松かタイ(?)か。 国内の完成車生産はピーク時の130万台に対して、今年度は100万台に届かないレベルなので、人員と部品さえ足りれば供給することも可能でしょう。

いずれにせよ、広汽ホンダと東風ホンダ両社への変速機供給をたった1社で賄っていたというのは、結果的にはリスク管理が適切ではなかったということになります。
今後も中国生産は拡大する計画のようですし、別に変速機供給の会社を設立して競わせることになるでしょうね。