クラッチ廻りの組み立て

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何せ125ccエンジンをバラしてから1年以上経っています。 部品は衣装ケースに入れて保管してあるのですが、ボルト類や細かいパーツが行方不明だったりして、探しながらの作業です。 組み立てている時間より、部品を探している時間の方が長いかもしれませんね。

クラッチ廻りの組み立ての前に、チェンジスイッチのコンタクトプレートについて。

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支那エンジンではケースの穴が小さくて、Wave110のコンタクトプレートが取り付けられなかったのですが、これでようやく正規のチェンジスイッチが使えます。

ついでにもう一つ。 昨日、クランクケースの合せ面にスレッドコンパウンドを塗っていたときのこと。 ケースのど真ん中にM6タップ&貫通穴があることに気づきました。

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15番のシーリングワッシャ(90443-035-000)と16番のM6x70 フランジボルト(96001-06070-00)ですね。

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シーリングワッシャがなかったので、普通のワッシャにスレッドコンパウンドを塗って締め付けました。 この位置ならば、セルベースと干渉する心配はなさそうです。


さて、二次側遠心クラッチの組み立てです。 クラッチスプリングは、以前と同様にCR80/85用(22401-GBF-830)です。 全長が長いので、毎回セットするのに苦労します。

メインシャフトのスラスト荷重を受けるワッシャをセットしてから、ドライブ/ドリブンギヤとオイルセパレーターを一緒にセットします。 ドライブギヤを後から入れようとしても入らないのでご注意を。

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ドリブンギヤのロックナットワッシャをカシメたら、長めのボルト(M6x40くらい)1本だけでクラッチリフタープレートを締めこみます。
2つスプリングもセットしてから、リフタープレートを回転させて振込み、残りのスプリングをセットします。
ドリブンギヤの方はまだロックナットを締め付けていないので、ガタ分くらいですが外に出せます。 その下にリフタープレートを潜り込ませる要領です。

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最初にセットしたボルトを締めこんでいくと、リフタープレートが平行になってきます。 ここで正規のフランジボルト(M6x25)を2本セットして締めていきます。
あとは長めのボルトを取り外し、残りの2本のボルトを締めればOKです。

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ドライブプレートは、元々使っていたもの(C100EX用)が111ccエンジンに使われていますので、在庫のものを使います。 こちらのロックナットワッシャ(90431-GN5-910)はツメの位置と数(1つ)が普通の(90431-086-000はツメが3つ)と違うので注意が必要です。

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オイルセパレータープレート(これも後からはセットできない)のボルトを締め付けて、クラッチの組み付けは完了です。

まだ続きます。