「はやぶさ」の予算はたったの125億円

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【レポート】小惑星探査機「はやぶさ」がついに帰還! 川口プロマネが最後の会見 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

一般に、信頼性が重視される宇宙機ではいわゆる"枯れた技術"が採用されることが多いが、「はやぶさ」は多くの新技術を搭載した探査機である。その象徴と言えるのがイオンエンジンであり、これによって小惑星への往復が現実的となった。月よりも遠くの天体に着陸し、地球に戻ってきたのは世界初の快挙。川口プロマネが好んで使う"太陽系大航海時代"のためには必須の技術だ。
 
「はやぶさ」は約125億円という低予算の中で、世界初の成果をいくつも成し遂げた。この点について聞かれた川口プロマネは「ローコストだったのは、冗長性がない技術的挑戦だったから。それでうまくいったのは幸運」とコメント。「お金をセーブして成果を出せと言うのは無理。しかるべき投資をしないと技術成果が上がるはずはない。『はやぶさができたんだからローコストでもいいじゃないか』というのは論理が間違っている」と、そういった向きには釘を刺した。

今回の「はやぶさ」の帰還で、かつてアポロ11号の月面着陸にわくわくした自分たちの世代と同様に、今の子供達が科学技術に興味を持ってくれるといいですね。

一方で、この快挙を自分の手柄のようにはしゃいでいる人たちもいるようです。

科学予算削減の民主、はやぶさ絶賛は「現金過ぎ」(読売新聞) - Yahoo!ニュース

宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ」の帰還に、菅内閣からは14日、冒頭の仙谷官房長官の発言をはじめ絶賛が相次いだが、科学技術予算を削り込んできた民主党政権の“現金さ”にあきれる声も出ている。
 
菅首相は同機構の川口淳一郎教授に電話し、「日本の技術水準の高さを世界に強くアピールした」と称賛。宇宙開発担当の前原国土交通相も「宇宙開発史に画期的な一ページを加えた」との談話を発表した。
 
しかし、後継機の開発費は、麻生政権の2010年度予算概算要求時の17億円が、鳩山政権の概算要求やり直しで5000万円に、さらに「事業仕分け」を経て3000万円まで削られた経緯がある。福山哲郎官房副長官は記者会見でこの点を問われ、「今回の成功を受け、11年度予算は検討したい」と述べた。

その3000万円まで削った事業仕分けのWGメンバーって誰だったんだろうね。