野球における「暗黙の掟」

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日米間で異なる野球の「暗黙の掟」。日本は独自の流儀を貫くべき? - Number Web : ナンバー

 6-0と中日の6点リードで迎えた8回表。2死走者なしから、中日の2番・大島がバントヒットで出塁。すると、楽天ベンチから「マナー違反だ!」というニュアンスの大ブーイングが起きた。そして次打者の森野の打席のとき、初球、インハイのボールを投げ込まれたのだ。
 
それに対し、落合監督はこう激怒したという。
 
「何点あったって、ひっくり返されることもある。そんなことを言っていたら、勝てる野球も勝てなくなる。日本とアメリカの野球をごっちゃにしたらイカン!」
 
至極もっともではないか。

他にもオリックス対阪神戦で、阪神が大量リードしているときに盗塁したのを岡田監督が激怒していましたよね。

V9時代の川上巨人の野球なら、どんなに点差が離れていても、送りバントは当たり前だったろうと思います。

岡田監督が虎の5点差盗塁を厳しく批判 - 野球ニュース : nikkansports.com

負けてもただで済まないのが岡田流だ。「ファースト、5点差で走ってもうたな。アレ、大変なことなるよ」。指摘したのは0-5の7回裏、1死一、三塁で阪神の代走藤川俊が鳥谷の打席の際に“二盗”を敢行したシーン。公式記録員も盗塁を記録しなかった。会見後、私服に着替えても指揮官の口撃は続いた。「やってしまいましたな。こっちは負けを認めてるのに。大変なことをやってしまいました。明日も試合あるのに。教育やろな、教育」。怒り度数の高さを物語る、標準語モードで古巣をけん制した。
 
オリックスは2日中日戦で0-7から大逆転勝ちしており、真弓阪神が石橋をたたいて渡るのも無理はない。ただ、メジャーには試合が決まった終盤で盗塁などを試みるのは、紳士的ではないという不文律があり、破れば、死球など報復行為もある。あえてこの盗塁を持ち出したため、5日の関西ダービー最終戦は、がぜん注目度が上がった。

日本でも、現在は大量リードしているときには盗塁を記録しない運用に変わったそうですね。 まあ、あまり目くじら立てるのもどうかと思いますが。