米自動車業界の楽観ムードが消滅

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米自動車業界の楽観ムードが消滅(ウォール・ストリート・ジャーナル) - Yahoo!ニュース

ほんの数カ月前、米国の自動車業界には楽観ムードが広がりつつあった。新車販売台数は、09年の歴史的後退を経て今年は大きく回復するという見方が優勢だった。
 
だが新たなデータは回復が今年はじめほど強力ではないことを示している。2010年1~5月までの自動車販売をけん引したのは、消費者ではなく、レンタカーや商用車などの法人だった。現在それらの企業は、景気への悲観的見方を強め、新車購入への関心も弱まりつつある。(中略)
 
それ以上に重要なことは、個人顧客向けの販売台数が、従来の基準を継続的に下回っていることだ。92年以降、個人顧客向けの販売台数は、乗用車とライトトラックを合わせて年間1000万台以上を維持してきた。だが昨年、景気低迷が続くなか、この傾向は途絶えてしまった。アリックス・パートナーズの分析では今年も1000万台を超えそうにないという。(中略)
 
「住宅価格と所得の回復は、自動車の売り上げが大幅に増加するための必須条件」とパイパス氏は説明する。
 
アリックス・パートナーズの調査によると、向こう6カ月間で新車の購入を予定する消費者はわずか6%。過去の平均である7%を下回っており、回復をけん引できる水準ではない。

年率換算で1300万台くらいいくのでは?という予測でしたが、なかなか厳しそうですね。