やっぱりH組が面白い! W杯南ア大会

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スイスが因縁スペインに初勝利/H組 - 2010年南アフリカW杯ニュース : nikkansports.com

堅守を武器とするスイスが優勝候補の一角、スペインから勝ち点3を奪う番狂わせを演じた。後半に訪れた最初の決定機を得点につなげると、攻撃力が自慢の欧州王者をGKベナリオを軸にゼロに抑えた。
 
ボール保持率は37%と、ほぼ一方的に攻められた格好。シュート数はスペインの24に対し、スイスは8。しかし大半の選手が自陣に引いて形成した守備の壁は厚かった。前半24分、ゴール前で縦パスを受けたピケのシュートは、GKベナリオが好反応でストップした。

メッシのいない「量産型バルサ」であるスペインに対して、守備の固さで定評のあるスイスが遂行したのは、CL準決勝2ndレグでのインテルの戦い方でした。

優勝候補がまさかの敗北!世界に広まるスペイン封じの処方箋。 - Number Web : ナンバー

実はこのやり方は、ヒッツフェルトのオリジナルではない。
 
すでにインテルのモウリーニョ監督は、昨季のチャンピオンズリーグにおいて、ほぼ同じやり方を実行していた。
 
待ち伏せしてボールを奪い、素早くカウンターを仕掛ける。モウリーニョは準決勝でバルセロナを破り、決勝ではバイエルンを下して優勝した。おそらくヒッツフェルトはモウリーニョのやり方に、何かしらのヒントを得たのではないだろうか。
 
冒頭で書いたように、もし“スペイン流”パスサッカーへの処方箋が広まっているのなら、チリやホンジュラスに足をすくわれてもおかしくない。今大会でスペインは、想像以上に苦戦することになりそうだ。

「美しいサッカー」とか「楽しいサッカー」が「勝つサッカー」ではないですからね。

スイス代表のヒッツフェルト監督「まさか勝てるとは思ってなかった」 - 2010 FIFA ワールドカップ - Yahoo!スポーツ×スポーツナビ

「優勝候補を相手に勝利するというのは、とても気持ちのいいものだ。何しろ、予想もしていなかった勝ち点3を手にしたのだからね。だが、それ以上にうれしいのは、選手たちが素晴らしい戦いをしてくれたことだ。この自信を21日のチリ戦まで維持したい。おそらく、チリはスペイン同様に難しい相手だ」
 
またヒッツフェルト監督は、チームが望んだ通りの戦いができたことに満足の意を表した。
「この種の試合には運も必要だ。われわれは前半きっちりと統率がとれていたし、スペインの攻撃をうまく防ぐことができた。おかげで、彼らはナーバスになっていた。後半は、われわれは力づくで試合を決めにいこうとした。相手の守備陣を翻ろうし、速攻で彼らのすきを突いたのだ。われわれの作戦は、最終ラインと中盤のラインの間をコンパクトに保ち、スペースを消すことだった。スペイン相手にスペースを与えれば、あっという間にゴールを奪われるリスクがあるからね」

デルボスケもレアル時代にCLを2回優勝していますが、ヒッツフェルトは2つのクラブでCLを優勝した2人目の監督ですからね(3人目はモウリーニョ)。 格が違うという感じでしょうか。


もう一方のチリvsホンジュラスですが、

チリが1得点も攻守で圧倒し快勝/H組 - 2010年南アフリカW杯ニュース : nikkansports.com

チリが長短のパスを自在につないで攻め続け、快勝した。前半34分、フェルナンデスの縦パスでイスラが右サイドを抜け出し、折り返しをボーセジュールが決めて先制。得点はこの1点だけだったが、試合を通してボールを保持して、つけいるすきをほとんど与えなかった。

こっちの試合も面白かったですね。 チリは本当にガンガン攻めていて、解説の金田さんも楽しそうでした。

「Number」の記事通りで非常に面白い、このグループH。 次はチリvsスイスで、これも面白い試合になりそうです。 要注目ですね。