「大人は大人をしかれない」か?

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

第17回 大人が大人をしかっちゃ、ダメでしょう:日経ビジネスオンライン

部下に最後まで一人で判断して行動させると不安なのであれば、途中で報告させればいいまでだ。どのタイミングで報告させるべきかが経験上分かるからこそ、上司には上司としての価値があり、部下に考えさせて経験を積ませ、育てることができる。
 
経験が少ない間は失敗も多い。だがそのことは本人が一番分かっている。彼(彼女)はまた失敗したいなどと思ってはいないわけで、しかったり、怒ったところで何も解決しない。原因をはっきりさせて、二度と起こらないようにすればいい。原因はまず本人に考えてもらい、必要ならアドバイスをする。後は次からの行動を変えるだけだ。どこにもしかる理由はない。

部下を持つようになってまだ半年なので、「しかる」必要に迫られたことはまだないです。
ほとんどの部下は年上ですし、行動や見解に相違があった場合は、話し合いで穏便に(?)調整していますよ。

でもね。 逆に「しからなければならない状況」というのもあると思います。 例えば甘い考えで判断したり、やるべきことを怠ったりで、顧客に迷惑をかけたときなどです。

人間って普段怒り慣れてないと、いざ怒るべきときにアワアワするばかりで、怒れなくなってしまうんですよ。
それで「キレ」てしまって、必要以上に部下を傷つけたり、部下を「逆ギレ」させて傷口を広げることにもなりかねません。

自分も数年前に、セキュリティ上の問題で始末書を書いたことがあって、上司に罵倒されたことがあります。
その元上司は面と向かって、「あんたはこれまで運が良かっただけで、たいした能力はない」と言いました。 それ自体は自分も認めることなので腹も立ちませんでしたが、怒ると本音が出るものだなぁと思いましたよ。

異動していまは同じ部署にいませんが、社内でたまに出くわしたりします。 「いやぁ、〇〇さん、今度リーダーになったんだってね。おめでとう。あなたなら大丈夫だよ」なんて言ってくれますが、彼の本音を忘れることはないですね。