鳥海山ツーリング(三日目)

2011年 6月18日(土)

前回からの続きです。
昨夜は最高の夕日が見れてテンションが上がったので、テントに戻ってからも酒が進みました。 おかげでちょっと二日酔い気味です。

それでも6時には起床し、いつものようにカップはるさめを食べます。 やはり四川坦々風が一番好きですね。

夜中にR7を走るトラックや、羽越本線の貨物列車の音が少し気になりましたが、寝られないほどではなかったです。

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今朝はちょっと曇り空。 日本海らしいともいえます。 湿度を含んだ風が海から流れてきます。 海側にサイドフライを付けて正解でした。 雨の時は靴をテント内に入れずに済みますし、「ムーンライトⅢ」を使う人は1個は持っておいた方がいいですね(自分は2個持ってます)。

テントを張る場所は、朝日(当たると暑くて寝てられない)や風の影響を考慮する必要があります。 あと、道路を走るクルマから見えづらい方が防犯上いいですね。 お化けよりも人間のほうが怖いですから。

シュラフやテントを軽く干したりして、のんびりと撤収作業。 08:09 に出発です。
昨日食材を買ったコンビニへ行き、ゴミを捨てさせてもらい、コーヒーとサンドイッチを購入しました。

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鳥海山はすっぽりと雲に隠れて、眺望は望めそうにありませんが、ここまで来て上らずに帰るなんて選択肢はないです。 鳥海ブルーラインに突入です。

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前回来たときは同僚Mと一緒だったので、一気に上ってしまいましたが、今回は一人旅なので好きに止まって写真を撮れます。
山菜取りに来ている人が、そこここにクルマを停めているので注意が必要です。

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時間が早いので、クルマもバイクもとても少ないです。 前泊した者の特権ですね。

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09:04 鉾立駐車場に到着しました。 空気が薄くなったせいか、また少し頭痛がしてきました。

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標高1,100mを超えてますからね。 今日はあまり風がないので、寒くなくてよかったです。

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雲が眼下に見えます。 予想通り海は見えませんでしたが、前回来たときに見ているからいいです。

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ちょっとぬるくなってしまいましたが、コーヒーとサンドイッチを頂きます。

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誰かが忘れていったのかなと思ったら、備え付けの雲台でした。 ありがたく使わせて頂きましょう。

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たまには自分撮りしてみました。 時刻は09:37。 そろそろ下りましょう。

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下りは3速に固定して、前のクルマに追いつかないよう調整しながら下りました。
10:15 に「道の駅 遊佐」に戻ってきました。 昨日は自重しましたが、ここに来たら食べなければならないものがあります。

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それは岩がきです。 身がぷっくりしていて、濃厚なのにのど越しスッキリ!
右側の天ぷらはノロゲンゲ。 以前に庄内出身の先輩に教えられて食べたのですが、ふわっとした白身の魚でとっても美味しいのです。

時刻は10:51。 これからは帰り道です。 新潟まで南下していきます。
庄内こばえちゃラインはとても気に入りましたが、来た道と同じでは芸がないので、帰りはR7で下っていきます。
走り出してしばらくしてセルフを見つけたので給油(2.86L)しました。

R7も日本海側の大動脈でもありよく整備されてはいるのですが、走って面白いかというと庄内こばえちゃラインの方が10倍気持ちいいですね。 わかっていたことですが。
本当は朝日スーパーラインを通りたかったのですが、7月にならないと開通しないようです。

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ひたすら幹線道路を走るだけでは面白くないので、R7を離れ鶴岡から鼠ヶ関まではR345を使って行きます(12:05)。
適度なアップダウンもありますが、ハイペースで飛ばせます。 やっぱりバイクで走るならこういう道です。

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関川峠を過ぎると、集落が現れ急に道幅が狭くなりました。 久しぶりに軒先国道にお目にかかりました。

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集落の中に神社がありました。 立派な造りのお堂ですね。 ここは「戊辰の役」で最後の戦場になったところだそうで、由来などが書いてありました。

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集落を抜けると県道52号への分岐があります(12:34)。

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ここから先は大型車の通行はできません。

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路肩が壊れているというよりも、そもそも道幅が2mちょいしかありません。 実際に路肩が崩落しているところも一箇所ありましたけどね。
待避所もほとんどないので、対向車が来たらかなり大変でしょう。

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傍を流れる鼠ヶ関川は本当にきれいでした。 釣りする人にはたまらないでしょうね。

R345は鼠ヶ関でいったん日本海に出てR7と重複しますが、すぐに勝木でR7は内陸に進路を取ります(出羽街道)。
逆にR345は海岸沿いを走り「笹川流れ」となるのですが、前回走って眠くなったので今回はR7を行きます。

勝木(13:00通過)からのR7は、単調なだけではなく爽快に走れる道でした。 それでもさすがに疲れたので「道の駅 朝日」で休憩します(13:25)。 

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村上といえば鮭。 ということで、土産を少々購入。
小腹が減ったので、タマゴの燻製も。 かぶりついたら表面がエラく堅かったです。 力を入れて噛んだら、茶色い表面は卵の殻だった、というのは恥ずかしいからナイショです。

そういえば村上には「イヨボヤ会館」という施設があるらしいです。 ついでなので寄ってみました(14:03)。

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入館料は大人600円。 ものすごく真面目に鮭の生態について解説されていて、学習の一環としてはピッタリだと思います。 カップルで入って楽しいかというと疑問ですが。
時期的に、鮭の塩引きを吊るした光景が見れなかったのが残念ですね。

30分間の観光のあと、ふたたび出発です。
村上からはR290で長岡を目指します。 R7からの分岐にセルフがあったので、本日二回目の給油(2.42L)。 これから先はセルフどころかGSも少ないでしょうからね。

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13kmほどいったところで、R113(小国街道)にぶつかります(15:03)。 ここがちょっとトリッキーで、R113に合流して西に数百m走って、またR290は分岐します。
その分岐点なんですが標識が何も出てなくて、思わず通り過ぎてしまいました。 GPS上はここでいいハズなんですが。

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細い路地を進むと、無人駅(JR磐越西線 越後大島駅)に突き当たりました。 確かにこれがR290のようですね。 R290は駅に沿って左に進み踏切を渡ります。

ここから新発田までずっと、白いセダンの後ろについて走りました。 もう少しペースを上げたいところでしたが、自重して走ります。

新発田市街で、一時的にR7に合流しますが、加治大橋を渡ってすぐに県道535号へ左折します。
R290に戻る前にコンビニを見つけたので、トイレ休憩してリポDを補給しました(15:44)。 5分ほどの休憩ですぐに出発します。 夕方の激走タイム、ここからが本当の勝負です。

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再びR290に戻り、月岡温泉、五頭温泉と通ってR49(若松街道)に突き当たります。 この辺りでは、遅いヴィッツの後ろに長い車列が出来ており、ちょっとイライラしました。
R49に合流して東に進み、R290は再び分岐して阿賀野川を渡ります(16:19)。

五泉市村松の市街を抜けたところで、長岡ナンバーのレガシィセダンの後ろに付きました。 走り慣れている感じで、かなりのペースで走ってくれます。 おそらく長岡に帰るところだろうと考えて、ペースメーカーに使わせてもらいました。

ツーリングマップルには、三条市でR289をまたぐ区間は県道9号でショートカットした方がよいと書いてありましたが、前を行くレガシィはキッチリとその通りに走ってくれました。

そんなありがたいペースメーカーとも栃尾でお別れ。 予定通りに、本日の野営予定エリアまで来たのですが、まだどこのキャンプ場に泊まるか決めかねていました。
R351で長岡へ出ようかとも考えていたのですが、逡巡しているうちに只見方面へつながるR252に突き当たりました。

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ノープランのまま、小出でR17と合流する手前のコンビニでトイレ休憩(17:56)。
さすがに疲れましたし、頭がまわりません。 先のことは、とりあえず風呂でも入ってから考えましょう。

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18:25 「道の駅 ちぢみの里 おぢや」に到着。 ここもまた3度目の立ち寄りです。
何が良いのかというと、これまた夕日と温泉、そして「へぎそば」です。

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この右手の階段通路を上った先が、夕日を見るのに絶好の露天風呂になります。 男湯と女湯で交代になりますから、見れるかどうかは運次第です。
果たしてどうなる?

本日の走行距離 376.9km
Google Earth用KMZファイル(鳥海山~小千谷) → 20110618.kmz