オリンパス争奪戦は、ソニー・富士・パナソニックの三つ巴

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焦点:オリンパス争奪戦、ソニー・富士・パナソニックの三つ巴 | Reuters

オリンパスとの間で資本・業務提携が実現すれば、絶対的な競争力を誇る同社の内視鏡事業を手中にできる可能性が高まる。国内外の有力企業が関心を示すのはこのためだ。とりわけ注目されているのが、医療事業の強化を目指すソニーやパナソニック、同じく内視鏡事業を手掛けている富士フイルム。ある投資銀行幹部は「この3社が現実的な候補ではないか」と語る。
 
最も派手な動きを見せているのがソニーだ。11月には同社幹部が、米系投資銀行の案内でオリンパスの主要取引銀行の首脳を訪問。オリンパスに対する支援の意向を伝えるとともに銀行からの協力を求めた、と複数の関係者は指摘する。

そういやオリンパスはソニーのCCDリコールで酷い目にあったことがありましたね。

デジカメ事業でカブる部分が多いですが、それはパナソニックも富士フィルムも同じです。 ソニーが相手なら、内視鏡ビジネスは自由にやらせてもらえそうですし。

パナソニックとオリンパスは、もともとカメラ事業での関係も深い。光学分野のノウハウを持たないパナソニックは、同社製デジタルカメラの光学部品の企画をオリンパスに発注。08年8月には両社で、デジタル一眼カメラ「ミラーレス」機の交換レンズ仕様を共同策定した。「オリンパスを他社に取られると、パナソニックの光学系ビジネス、特にデジカメ事業はとん挫しかねない」(関係者)との危機感もある。
 
消化器検査用の軟性内視鏡市場で15%のシェアを持つ富士フイルムは、患者の負担が軽い鼻から挿入する経鼻内視鏡や小腸の観察・処置を簡単にしたダブル・バルーン内視鏡などで存在感がある。曲がりやすい大腸内視鏡も開発するなどして追う格好だが、7割のシェアを誇るオリンパスには到底及ばない。独占禁止法に抵触する恐れがあるものの、オリンパスと手を組めば、鬼に金棒だ。
 
当のオリンパスにとっては「ソニーが最も相手として魅力的なのではないか」(取引銀行幹部)との見方が出ている。内視鏡分野では、高密度・高精細な画像処理が今後の競争力の鍵となるという。この点で、画像処理を担うCMOSイメージセンサーは「ソニーが他社よりも頭一つか二つは抜けた性能」(業界関係者)と評価が高く、技術的なシナジー効果が「最も高い」(同)とみられているためだ。

オリンパスが自主に拘るなら、パナソニックは三洋の例を見ても最悪のパートナーとしか映らないでしょうね。
個人的には富士フイルムがいいんじゃないかと思いますが、間違いなく独占禁止法に引っかかるでしょう。 HOYAも同様です。
リコーはペンタックスのデジカメ部門を買収したばかりですし、フォーサーズが必要とも思えません。

伏兵はキャノンでしょうか。 体力的にも十分ですし、ミラーレスもまだ出していません(2012年には出すそうですが)。