ライフ+ヤオコー、「首都圏最強」タッグの行方は

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ライフとヤオコー、“最強”の首都圏タッグはなるか?:日経ビジネスオンライン

「結論から言うと、破談になると思う」。ある証券アナリストはこう囁く。「ヤオコーの良さを理解してもらえるという意味でライフは確かに良い選択だと思う。ただお互いを知れば知るほど、提携は難しくなるだろう」。

GW明けから、ヤオコー高麗川店は建て替えのため休業中であります。 秋には新装開店するようですが、いやもう不便でしょうがないっす。

正直言うと、鮮魚はファミリー丸広にはかなわないし、特定商品ではベイシアの方が安いです。
でももっとも使い勝手がいいのはヤオコーなんですよね。

だが、先のアナリストは「提携によってヤオコーの魅力が失われる」と指摘する。例えば、前述のPBのノウハウがライフに流れれば、これまで差別化の一翼を担ってきた独自の競争力を失いかねない。
 
また、今後検討していく6項目に「プロセスセンターの相互利用」があるが、これもヤオコーにとってデメリットになる可能性がある。これまでヤオコーはインストアでの調理を是とし、プロセスセンターを持たずにきた。店舗での調理を共同プロセスセンターで行うようになれば、現在の魅力的な売り場が失われる、と懸念する向きもある。
 
もちろん、ヤオコー側はこういった潜在的なデメリットは承知の上だろう。ならば、これらを認識しながらなぜ自ら声をかけたのか。その真意はどこにあるのか。
 
ある業界関係者は、「邪推かもしれないが」と前置きしつつ、こう話す。「ヤオコーは世代交代を図っている最中。(次期社長と目される、経営者一族出身の)副社長に対して何か心配があるのではないか」。(中略)
 
業界関係者はさらに続ける。「一方のヤオコーは、オーナーによるトップダウンの経営体制が残る。店長の個人的な優秀さなど、属人的な部分に依存する部分が少なくない。ヤオコーが本当に欲しいのはライフのような『組織経営のノウハウ』ではないか。つまり、今回の提携交渉は、世代交代に対する不安の裏返しではないか」。

そんなヤオコーの売り場は、パート店員の能力の活用によって実現されていると聞きます。 現場力といえば聞こえはいいですが、属人性が高いとも言えます。