EVの回生ブレーキの発電量を計算する方法

キーワード解説:キーワード解説「電費」 - スマートジャパン

一充電走行距離を走り切るときに消費する電力量は、電気自動車の蓄電池の蓄電容量と一致すると考えてしまうことがあるが、一致しない。例えば、フィットEVの交流電力量消費率である106Wh/kmに、一充電走行距離である225kmを乗算すると23850、つまり23.85kWhとなる。フィットEVの蓄電池の蓄電容量は20kWh。一充電走行距離を走り切るときに、蓄電池の蓄電容量以上の電力を消費している計算になる。
 
これは、電気自動車ならではの特長を表している。電気自動車は走行しながら発電しているのだ。運転者がブレーキをかけて停止しようとするとき、普通にブレーキをかけた場合は完全に停止するまで車輪は空回りを続ける。電気自動車は車輪が空回りするエネルギーを利用して発電する機能を備えている。
 
この機能は一般に「回生ブレーキ」と呼ぶ。電気自動車の電費を向上させる方法としては、車体を軽くするなど、ガソリンエンジン車と共通する方法もあるが、回生ブレーキの効率を上げるという方法も大きな効果をもたらす。

なるほど。 回生ブレーキの発電量は、バッテリー容量の19.25%に相当する訳で、結構大きいですね。

ところで空気抵抗とタイヤの転がり抵抗、フリクションロス、車内でのエネルギー消費量(これが大きそう)を除いて、純粋な移動(運動)エネルギーに対しては何%回収出来ているのでしょうか?
モード燃費の計測は複雑な加減速があるので、単純な計算では出せないのでしょうが、興味がありますね。