日産リーフのビッグMMCはあるのか?

間違った情報: 国沢光宏

何でも日産首脳が「250kmを超える航続距離を目指し、補助金込みで250万円のグレードを出し、外観デザインも大きく変えたモデルを年内に出す」と言ったそうな。記事の影響は大きく、リーフをオーダーした人のキャンセルまで出る騒ぎとなっている。そらそうだ。今売っているリーフより圧倒的に魅力的です。
 
夏休み中の記事だったため、私も調べられず。休み明けから何カ所か取材してみたトコロ、驚くべき状況でございました。サンケイBIZの記事、デタラメだったのだ。どうやらリーフの関係部門でも無い役員が雑談で「上のようなクルマなら売れるでしょう」みたいなことを言ったらしい。そいつをそのまんま書いた模様。

確かにそんな記事がありましたね。

日産「リーフ」年末に大幅改良 1年前倒し…電費性能アップ、廉価版も (産経新聞) - Yahoo!ニュース

リーフは平成22年12月に発売した。大幅な改良は通常、発売後から3年で実施するが、来年から新たに米国と英国でも生産を始めるのを機に、1年前倒すことを決めた。同時に、発売から1年半の累計販売が約3万台と想定よりもペースが遅れている中、大幅改良でてこ入れを図る。
 
現行モデルは1回の充電で200キロを走行できるが、日常的に長距離使用する米国などを想定した場合、「このレベルでは足りない」(同社首脳)。このため、搭載するリチウムイオン電池やモーターの性能向上により、航続距離を250キロ超に引き上げる。
 
低価格モデルも設定する。現行モデルは日本では376万4250円。政府の補助金を活用すれば300万円弱で購入できるが、普及には一層の低価格化が必要と判断。航続距離は現行モデルより短くなるが、補助金活用で250万円を割り込む価格にする。

日産首脳が言ったのは、航続距離が「このレベルでは足りない」という部分だけで、他はみんな記者の想像なんでしょう。

ただ「火のないところに煙は立たぬ」で、ビッグMMCの観測は前から出ていました

コンバートEVのフィットEVに電費で抜かれて悔しいでしょうから、EV専用車の意地を見せてほしいところですね。