トヨタ、ブラジルで「小さく生んで大きく育てる」ことに目覚める

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:
  • ハッシュタグ:

「攻めのトヨタ」、ブラジルで覚醒:日経ビジネスオンライン

リーマン前のトヨタは業容拡大で固定費が膨張した結果、需要急減に対応できず、2008年度に4600億円もの営業赤字を計上した。それ以降、全社的に固定費の抑制を徹底している。(中略)
 
固定費管理の徹底は、ブラジルも例外ではない。
 
エティオスを量産するソロカバ工場では、当初の年間生産能力を7万台と控えめに設定した。ソロカバ工場は370万平方メートルの敷地面積に対して、現在の建物面積は10万平方メートル以下。拡張余地を大きく持ちつつも、「小さく生んで大きく育てる方針」(伊地知隆彦・取締役)を貫く。
 
こうすることで「市場が変調しても、損益への影響を最小限に抑えられる」(伊地知取締役)からだ。自らを過信せず、収益の下振れ余地を極力減らしているからこそ、短期的なリスクがある市場にも思い切って出られるようになった。

需要のあるところで生産する」とか「三現主義」とか「人間尊重」とか、トヨタはホンダ語録をいろいろパクってきましたが、ついに「小さく生んで大きく育てる」なんて言うようになったんですね。