ホンダ、開発体制見直しは利益率低下を補うため

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ホンダ「フィット」で北米巻き返し 小型車でも稼ぐ:日本経済新聞

これまでホンダの強みは、日本で開発した「フィット」「シビック」「アコード」「CR―V」の主力4車種を海外で売りまくるところにあった。中でも連結営業利益の約半分を稼ぐ北米は、4車種で販売台数の7割を占める「少品種多量」で効率が良い。北米の1台当たり営業利益(今期予想までの5年平均)は約15万円で、トヨタ自動車(5万円)や日産自動車(13万円)を上回る。
 
だが、その1台あたり利益はこの5年で3割減った。12年4~9月期の北米の販売は85万4000台と金融危機後で最も多いが、営業利益は危機後の最高時(10年4~9月期)の6割弱にとどまる。円高の影響やインセンティブ(販売奨励金)増加などで利幅が薄くなっているからだ。
 
構造的に価格が下がり、利幅が薄くなる中でも着実に稼げるクルマづくりへの転換は待ったなし。開発体制見直しには、新興国のテコ入れだけでなく、屋台骨の北米で巻き返す狙いがある。

北米でのモデルミックスはそれほど変化していないので、台当たり利益が減ったのはこれまでのトヨタだけでなく現代自、富士重、日産との競合が激化したからでしょう。

実際、どのくらい利益が改善されるかというと、

昨年4~9月期は国内販売に占める軽と「フィット」の比率が7割を超えたが、国内事業利益は金融危機前の07年4~9月期以来の高水準。「N BOX」の利幅はワンサイズ上の「フィット」を上回り、低価格車でも利益が出る態勢が整った。(中略)
 
今回披露するSUVなど北米向け小型車は14年に登場。新たに稼働するメキシコ工場の20万台分が上乗せされ、北米の生産能力は今より2割弱増える。小型車でも稼げる収益パターンが加われば北米事業はさらに強くなり、4年後の世界販売600万台というシナリオの実現性は高まる。
 
震災、タイ洪水、中国問題の影響が相対的に大きかったホンダの株価は、震災前の11年3月10日終値(3400円)に大手3社で唯一届いていない。一方、アナリスト予想では14年3月期の連結純利益は5175億円と、最高益(08年3月期の6000億円)の86%まで回復する。トヨタ(64%)、日産自(84%)に比べて戻りは大きい。

07年度(08年3月期)は、為替が114円/$でしたからね。 今期の純利益見通し(3,750億円)は80円/$で想定していますから、円安進行で膨らむんでしょう。

怖いのはやはり突発的な外部要因ですね。 一寸先は闇ですから。