『コンシューマーリポート』誌、カムリ/プリウスα/RAVを推奨せず

トヨタ カムリ/プリウスα/RAV4、安全性を理由に推奨リスト落ち…米有力消費者誌 | レスポンス

この3車種とは、『カムリ』、『プリウスV』(日本名:『プリウスα』、『RAV4』。いずれも米国市場では、トヨタの販売の主力モデルだ。
 
『コンシューマーリポート』誌が、この3車種を推奨リストから外した理由が、米国IIHS(道路安全保険協会)が実施した「スモールオーバーラップ」と呼ばれる新方式の衝突安全テスト。IIHSのスモールオーバーラップテストは、フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて、固定バリアに64km/hでぶつける。実際の衝突事故に、より近づけるための追加テストだ。車両のメインフレームよりも外側に大きな衝撃がかかるため、厳しい判定を下されるモデルが多い。
 
このIIHSのスモールオーバーラップテストで、カムリ、プリウスV、 RAV4は、いずれも4段階評価で最低のPOOR(不可)という判定。IIHSはトヨタの3車がスモールオーバーラップテスト時、ドアヒンジピラーやインパネが室内側へ大きく入り込み、ドライバーに残された空間が少ない点を問題視した。

スモールオーバーラップの危険性がクローズアップされたのは昨年9月でした。
14年モデルへ対策を盛り込む時間はあったハズなんですけどね。

米消費者情報誌がトヨタ3車種推奨せず、衝突試験結果受け (ロイター) - Yahoo!ニュース BUSINESS

コンシューマー・リポートの検査部門責任者のジェイク・フィッシャー氏は、IIHSの衝突試験について「開始から約1年が経過し、50を超える車種の試験が実施された。適切な結果が出た車種は十分揃っており、成績が悪かった車種に対する推奨は取り下げる」とし、「家族向けセダンの部門では、ほぼ全車種の試験が終わったが、成績が悪かったのは『カムリ』だけだった」と述べた。
 
1─9月の「カムリ」の米国での販売台数は前年同期比1.3%増の31万8990台。販売台数ランキングでは、ピックアップトラック2車種に次いで3位に入っているが、競合するホンダ<7267.T>の「アコード」の同時期の販売台数が約14%増となったことと比べると、販売の伸びは鈍化している。

普通は最重要車種を真っ先に対策すると思うんですけど。