東京ガスに「ファーストペンギン」の度胸はあるか?

東ガス「ファーストペンギン。海は冷たかった」:日経ビジネスオンライン

--東ガスのサイトで、何人かの検針票のデータを入力してみました。電力使用量が少ないと割高になるケースもあります。
 
笹山:我々は1100万のガスの顧客がおります。コアな東京ガスファンは首都圏のファミリー世帯だと思っています。平均の世帯人員は3、4人です。
 
なので、東京都の戸建住宅に住む3人世帯の平均使用量を参考にしています。月間392kWh、年間4700kWh。この世帯でメリットが出るようにしています。

東京ガスに期待されていること、東京ガスならではのことは何か、もう一度考えてみてほしいですね。
「儲からないから」と電力使用量が少ない世帯を無視していると、東京電力が都市ガス契約まで持っていってしまいますよ。

もちろん深夜に馬鹿みたいに電力を使う割に都市ガスを使う見込みがない「オール電化」世帯は相手にしなくてもいいとは思います。

でもエコウィルとかエネファームを入れてて使用電力量が少ない世帯は、新電力の料金プランではどこも割高になってしまいますので、東京電力に残ると思いますよ。
そこの都市ガス契約まで東電に盗られたら、本業のガス事業は大打撃だと思うのですが。

--300kWh以上で値下げのメリットを出すようにした狙いは何ですか。
 
笹山:単身世帯を含む東電さんの月間平均使用量が昔は300kWhで、今は270kWhくらいになっています。だいたいファミリー世帯だと300kWh以上を使っています。
 
世帯人数が少ない人で電気料金の支払いが少ない人には、正直、料金だけだとメリットはありません。その代り、付加価値サービスを拡充しています。生活周りの駆けつけサービスやクックパッド(料理レシピサイト)のサービスがあります。

電力使用量が少ない世帯も少なくとも東電と同価格で提供できるようにして、「損はさせません」と言い切るくらいの勇気が必要です。