「キャンプツーリングにタープは不要」との結論に至る

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

あくまで個人的な感想ですので、悪しからず。

7月の福島・宮城ツーリングに引き続き、能登半島ツーリングにもタープを持って行きました。
3泊した訳ですが、結局タープは1回も設営しませんでした。 せっかく買い増したポールやペグも持参したのに...
タープを使わなかった理由は、

1.キャンプ場への到着が日没近くだったので、日よけは不要だった
2.3泊のうち2泊はキャンプ場の樹木を利用して朝日を遮ることが可能だった
3.雨に降られることがなかった

というところでしょうか。

タープを使うメリットは「日よけ」、「雨よけ」、「視線よけ(目隠し)」の3つですが、もともとキャンプ場でプライバシーなんか気にしたことがないので「視線よけ」は不要です。

「日よけ」については昼にキャンプ場に着くとか、連泊するとかいう場合には、暑い時期には辛いのかもしれません。 でもたとえ近場のキャンプであってもあまり早い時間帯に設営することってないんですよね。 せいぜい15時くらいかな? で、設営してから風呂と買い出しに行くので、戻ってくるともう夕方で日差しも強くないということが多いです。

「雨よけ」は、ソロで降ってたらテントの中で食事を済ませると思います。 3人用テントなので室内に荷物を入れるスペースは十分ありますし、前室があるので靴も濡れません。


一方でタープのデメリットとしては、「設営・撤収に時間が掛かる」、「荷物が増えて重くなる」ことが挙げられます。
特に「重くなる」という点では、タープ本体(640g)、ソリッドステーク20が8本(75g×8本)、スチールポール2セット(920g×2セット)で3,080gも重くなります。 これら全てをダッフルボストンに収めるので、相当に重量増を感じました。

タープの下に入るくらい小さい、前室なしのドームテントを使っている人ならタープの意味もあるんだろうと思いますが、ただでさえドームテントより設営時間が長めになるムーンライト3の場合、タープと組み合わせるメリットはなく設営・撤収時間がさらにのびるだけだと思いました。


能登でキャンプしたとき、松林の中でタープ+ドームテントを設営している人がいましたが、夕日も朝日も当たらない場所だったんですよね。 降水確率も低かったし、目隠しに使っているという感じでもなかったです。
「あのタープに何の意味があるんだろう?」と自分は思いましたが、キャンプのスタイルは人それぞれで、無駄だろうがなんだろうが大きなお世話ですね。

それでも彼を横目に見ながら「オレにはタープは不要だな」と改めて思ったのでした。
各人がそれぞれ自分に必要なものとそうでないものを取捨選択して、自分のキャンプスタイルを確立していけばいいのだと思います。

で、せっかく買ったタープですが、いつか嫁とオートキャンプに行く機会もあるでしょうから、その時のために保管しておこうと思います。