エンジンオイルとデポジット

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先週末の二次側遠心化&101ccボアアップの結果ですが、大変快調です。

まずギヤシフト時のペダルが圧倒的に軽くなりました。 80過ぎのおばあちゃんでも踏めるでしょう。 125ccエンジンと同じクラッチスプリングを使っていますが、それより軽いです。 カム機構の違いでしょうか?

それからエンジンの振動が減りました。 どノーマルのエンジンみたいです。 クランク芯出しの効果が大きいのですが、コンロッドが長くなったのも寄与しているのかもしれません。
暖気に少し時間が掛かるのと、エンジンノイズが心持ち小さくなったのは、鉄シリンダーの影響でしょうか?

エンジンパワーはほとんど変わっていないと思います。 でも振動が少なくスムーズに回転上昇していくので、回して楽しめるエンジンになっています。 こういうところが49.5mmクランクの美点ですね。


ところで気になることが一つ。

ケースを割った際に、灰色に変色して乳化したようなエンジンオイルが、ミッション付近にこびりついていたんです。 そして、燃焼室やIN/EXバルブにカーボンやデポジットがたくさん付着していました。 まだ2ヶ月しか乗っていないのに...

これらの事象は、以前にも経験があります。 それは、3年前にINバルブが焼きついたときのこと。 分解してみたら、まさに同じ状況でした。


あの時は、エンジンオイルを交換・補充せず乗っていて、ヘッドまでオイルが回らなくなっていたのが原因と思っていました。

今回もドレンから出てきたオイルは、確かに少なめでした。 カムチェーン・テンショナー横のタップ穴があがってしまい、そこからオイルが滲んでいたのも影響したのかもしれません。 これについてはリコイルをインサートして、現在は修復しています。

JUNヘッドから支那ヘッドに換えても同じだったので、オイル下がりではないと思います。 白煙も噴いていませんし。
ただシリンダとピストンは2万km近く乗っていますので、寿命なのかもしれないですね。

ちなみにBPのサイトによると、「不純物をたくさん含んだオイルが燃焼室で燃焼すると、デポジットと呼ばれる堆積物(固体)が燃焼室の天井やピストンヘッド、さらには点火プラグの電極部等に多く付着(堆積)するのです」とあります。
とにかくしばらくはオイル管理をまめに行うつもりです。