新潟・長野ツーリング(最終日)

6時に一度目が覚めたものの寝袋の中でウダウダしてて、ノソノソ這い出してきた頃には7時を回っていました。
今朝も冷たいそよ風が吹いていて寒いです。 テントの中は暖かかったんですけどね。

ウダウダと食事してたら遅くなってしまいましたが、撤収です。 松林の中なので、松ぼっくりがいっぱい落ちています。 テントを張る時は、丹念に取り除いた方がいいです。

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雪解け水で水量豊富な沢が流れています。 神経質な人だと、夜は音が気になるかもしれませんね。

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向いの建物が「ほりでーゆ~ 四季の郷」です。 立ち寄り湯は10時からなので、入ってから出発しようかとも話していたのですが、結局は入りませんでした。 出発したのは10:30だったので、入ろうと思えば入れたんですが。

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連休最終日はゆっくりしたいので、今日は帰るだけです。 松本付近でR147やR19が混むのは昨日学習したので、県道321~県道48~アルプスグリーン道路と走って、11:30に塩尻の桔梗ヶ原でR19に出ました。
ここで、まだR20との分岐の手前だと思って右折したのですが、東京方面に帰るなら左折するべきでした。

こういう時に限って、信号で止まることがなくてハイペースで流れることが多いですね。 気づいたときには「是より南 木曽路」という有名な標識を通り過ぎてしまいました。
とはいえ「木曽路」のイメージ通りの、非常に趣のある街道でとても楽しめました。 この区間は走ったことがなかったので。

結局、25分で奈良井宿まで降りてきてしまいました。 ここは9年前に初めてキャンプツーリングした時に来たことがあります。
当時は酷道だったR361も、長大な権兵衛峠トンネルが出来たおかげで、12:25には伊那市駅前に到着していました。


マクドナルドで昼飯を喰ってセルフで給油して、R152経由で茅野に出ました。 杖突峠の登りは単独で走れるなら問題ないのですが、遅いクルマの後ろだと速度が落ちてしまいます。 パワーバンドを外れてしまうので、2速にまで落とさざるをえないこともあり、もうちょっとトルクが欲しいと思いました。

時刻は14:10。 友人HはR299で帰るというので、R20で帰る自分とは茅野で分かれました。 いままでは自分がR299で、彼がR20で帰ることが多かったのですが、お互いにあまり通ってない道で帰りたかったようです。
R20では韮崎あたりでかなり酷い渋滞にはまりました。 清里からR141で降りてくるクルマが多いからでしょう。 甲府バイパスのR140と交差するあたりも渋滞しました。


16時ジャストに、一宮御坂I.C.近くのセブンイレブンでリポDを補給しながら、この先の進路を考えました。
そのまま大月まで行って松姫峠経由で帰ろうかとも思いましたが、柳沢峠もずいぶんと走ってません。 だいぶ改良されたとも聞くので、R411経由で帰ることにしました。

昔ながらの道は、峠の手前2kmくらいしか残っていませんでしたが、「ここってこんなに急坂だっけ?」というくらいキャンプ道具満載の110ccで登るのは大変でした。 トランザルプだと楽勝だったのにな。 比べちゃいけないんですけどね。
誰にも追いつかれず、逆にセレナに追いついたくらいですが、チェーンを労るためにものんびり走るすべを身に付けるべきでしょうね。


逆に下りはスイスイ走れて、ストリームを追い回すFFレビンに付いて奥多摩湖まで走りました。 タイヤを換えてあることもありますが、重心が低くて車体剛性が高いので安心して走れますね。 過信は禁物ですが、ブラインドのヘヤピンでも「おっとっと」ということがありません。

丹波山の道の駅の先でバスにつっかえてしまったので、退避場所に停めてガソリン携行缶から給油します。 甲府で入れようかとも思ったのですが、携行缶の中身をカラにしたかったので。 給油しなくても青梅まで抜けられたと思いますが、ギリギリのときは安心感が違いますね。

小河内ダム通過は17:40だったのですが、鳩ノ巣の辺りからノロノロの渋滞になりました。 古里を過ぎたら一瞬流れたのですが、川井から先はずっと渋滞してました。
最初はおとなしくクルマの後ろについて走っていたのですが、御岳から先は覚悟を決めてすり抜けしてきました。 ガードレールとかなければ、縁石に寄せられるのですり抜けできますね。

その後は飯能経由で、19:15に帰宅しました。 本日の走行距離は288kmでした。
Google Earth用KMZファイル(安曇野~飯能) → 20110504.kmz


三日間トータルで799.5kmでした。 給油は6回+携行缶から1回で、出発時と帰宅時の残量の差を考慮すると、合計14Lの消費となり燃費は57km/L程度でした。 キャンプ道具(25kgくらい)積んで、何度も山道を登ったり渋滞したりということを考えると、かなりの好燃費だと思います。

今回のツーリングで感じたのは、Wave110i は下道限定なら最高のツーリングマシンだということです。 低重心でフラフラしないしすぐに足を着けます。 その割にポジションは窮屈じゃないので、何時間でも乗っていられます。 シートの出来が良いので、お尻も痛くなりません。

あの手応えがなくダルなレスポンスのスロットルさえ、疲れないという点では美点に思えてきます。 狙ってこういう設定にしてあるのでしょう。 ホンダの屋台骨を支える最多量販車、Wave100の後継車ですからテストは重ねているのでしょうが、その完成度に脱帽しました。

さすがに峠の登りは大変ですが、「足るを知る」ことさえ出来れば不便は感じないでしょう。 スポーツバイクやクルマと張り合っても仕方ないですからね。

これでようやくWaveが自分のバイクになったような気がします。 また行きたいですね。