福岡市職員、「禁酒令は人権侵害」 として市を提訴

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「禁酒令は人権侵害」 職員、福岡市を提訴:朝日新聞デジタル

提訴は4日付。訴状によると、原告の男性は禁酒令に「単なる訓示規定以上の強制力があった」としたうえで、「業務時間外の飲酒は個人の自由のはず。憲法で保障された自由権を侵害され、多大な精神的苦痛を被(こうむ)った」と主張。損害額については、金銭的な評価が難しいとして慰謝料名目で1円としている。
 
男性職員は7日、朝日新聞の取材に対し、「禁酒令が違法なのか適法なのか、司法にはっきり結論を出してほしい」と話した。市側は「提訴された事実を承知していないので、コメントできる状況ではない」としている。

一般企業でも交通事故(特に交通四悪)を起こしたりすると、その部門で「安全対策」が取られる訳ですよ。

KY(危険予知)活動であったり、ビデオを観せられたりするのはまだしも、ヘンなワッペンを身に着けさせられたり、シールをクルマに貼らされたり、安全宣言とか書かされたりする訳です。
それらの「対策」のほとんどは、「こんなことやって事故が減るのかな?」と思うものばかりです。 それでもちゃんと従いますけどね。

この禁酒令の発端になったのは、2006年に起きた福岡市職員が飲酒運転の末に橋の上で追突事故を起こし、幼い兄弟三人が死亡するという痛ましい事故です。 その後も市職員による飲酒運転が後を絶たず、2012年に禁酒令が発令された訳ですが、「1ヶ月間という短期間」「自宅での飲酒は可能」という点からみても、実効性より職員の意識改革や市民へのアピールが目的なのは明らかです。

それに対して「個人の人権侵害」と提訴するのは、「職員は自分の権利しか考えていないのではないか」と市民に見られても仕方ない気もします。
さらにこれでまたハードルが上がる訳で、もしまた飲酒運転事故が起きたらさらに激しい批判にさらされることになるでしょう。 そのときは「1ヶ月間の禁酒」では済まないかもしれませんね。

「自分の意見の正しさ」も大事ですが、それが他人(世間)からどう見られるか(社会性)も同じくらい重要だなと、最近になって思うようになりました。 若い頃は「そんなのくそ食らえ」と思っていたんですけどね。
原告の男性も50歳近い方のようですが、もうちょっと考えた方がいいんじゃないかと思いました。