EVは「冬場の北海道でも多くのメリット」?

Car Watch 日産「リーフ」雪上試乗会

この北海道でも、すでに約350台(同試乗会の開催時点で)のリーフが一般ユーザーのもとで愛用されていると言う。そしてリーフは、冬場の北海道のようなシチュエーションでもユーザーに多くのメリットをもたらすのだと言う。(中略)
 
また、エンジンと違ってモーターは1万分の1秒という単位でトルクを素早く、きめ細かく制御できることも大きい。リーフは全車にVDC(横滑り防止装置)を搭載しているが、雪道や凍結路など低μ路における動作や制御を非常にスムーズに行えるため、オーバーシュートすることもなく、内燃機関搭載車よりも圧倒的に素早く、スムーズに挙動の乱れを収束させることができるのだ。
 
リーフはシートヒーターやステアリングヒーターを装着している。これは、ブロアファンを持つエアコンで車内の温度を上げるには、バッテリーの負荷が大きく、航続距離を確保のためになるべくバッテリーを使いたくないからだ。
 
そこで、人を直接的に温めることのできるシートヒーターやステアリングヒーターを活用した。さらに、人が温かいと感じるツボを集中的に温めることで、エネルギーをあまり使わず、効率よく乗員を温める手法を採っている。これによりエアコンで電力をあまり消費することなく、快適な車内環境を提供することに成功している。

いやー、操縦安定性がいくら良くてもさ、先日の青森の国道のように雪道で立ち往生したら、あっという間にバッテリーが上がりそうで怖いよ。

ECOカーアジア エコカーアジア: 大雪で通行止め

ガソリン車のアイドル燃費は1時間にコンパクトカーで0,6Lくらい。燃費悪いクルマでも2Lまでいかない。20Lあれば一晩くらい暖房を入れられる。しかし! 電気自動車だとそうもいかない。暖まった状態のリーフでも吹雪の中に居れば、おそらく2kWくらい消費すると思われる。電池容量半分からだと5時間だ。
 
その場合、走行可能距離も急速に減ってしまうため、前述のように4時間動かなかったら、そこから数kmしか移動できない。ノロノロ運転しなければならない状況だと一段と厳しいです。もっと辛いの、電池が無くなってから。クルマから逃げ出し、どこかに避難しないと命の問題になってしまう。

さっさと諦めて民家に助けを求めるか、他のクルマに避難させてもらうかしかないですね。